首都高速道路の路線図と環状線、料金、渋滞情報

首都高速道路の路線図

首都高速道路は「首都高速」「首都高」と呼ばれている首都圏を中心とした高速道路のネットワークです。首都高速道路は複雑で難しいイメージがあります。

入り口や出口、ジャンクション（JCT）など上の図のとおり路線図を把握しておかないと、初めての場合、間違えてしまう事も多いと思います。
このページでは首都高速道路の利用の仕方を間違えないために必要な言葉や知識などを紹介していきます。

まず、首都高速路線図の地図のPDFファイルや印刷は「首都高ドライバーズサイト」からダウンロード可能です。こちらのPDFファイルは上の図の全体版とこれを4分割したもの、JCT（ジャンクション）拡大図までが公開されています。

以下のリンクをタップすると、それぞれ無料で閲覧可能です。（※ただ、PDFファイルを読み込むためには10～20秒前後かかりますので、ご注意ください。）

また、本の方がいつでも開けるため、慣れている方はこちらが便利かもしれません。こちらには首都高速道路のみではなく、全国の高速道路の路線図とサービスエリアなどが載っています。

（首都高のミカタより～クリックで拡大可能です）

首都高路線図を理解する上で、「C1」、「C2」、という言葉が出てきます。
「C1」、のうち、CはCircle（サークル）の略です。このサークルは環状線、と呼ばれています。

それに対して放射状に広がっている路線が放射線、と呼ばれています。

この「C1」は都心環状線の事であり、上記地図内では真ん中にある小さな円の部分になります。

そして「C2」は首都高速中央環状線の事であり、上記地図では外側の大きな円部分が該当します。

イメージとしては山手線のような感じで、内回りと外回りがあります。
ジャンクションは「JCT」などと略されます。
路線は数字に表示されているため、何号線かを意識していれば大丈夫です。

間違えずに首都高速道路を走る場合には、出入り口、そして路線名とジャンクションをチェックしておけば良い、という事になります。ただ、首都高の出入り口は、ETC専用の出入口があります。ETCを利用されてない方は上記でご紹介した首都高の地図をダウンロードして事前に調べておきましょう。

また、首都高は出入口として、左側だけではなく、右車線からの入り口や出口もあるため、注意が必要です。上記に掲載した地図にはその道路の出入り口が右側か左側かも確認が可能になっています。

補足：都心環状線内に、東京高速道路株式会社線、KK線、と呼ばれる無料の道路区間があります。なぜかそこだけ無料ですが、特に気にしなくても首都高と繋がっているため、そこに入ってしまったがために再度料金を請求される心配はいらないそうです。

また、首都高速道路、という名前ですが、実は法定速度は都心環状線では時速50Kmだったりします。都心環状線（C1）をもう少し詳しく見ると下の図のピンクのラインで囲った範囲です。

実際にはもっとスピードが出ているかもしれませんが、首都高は速度違反への取り締まりが厳しいので、法定速度には気を付けて運転しましょう。

首都高速中央環状線（C2）の高松から池袋線（5）、新宿線（4）、渋谷線（3）湾岸線（B）、そして大井ジャンクションまでを繋ぐ日本最長（全長18.2㎞）の道路トンネルです。

地底深くを通っているトンネルで、100メートル間隔で非常電話や監視カメラが設置されており、火災対策としては火災報知器、スプリンクラー、耐火構造、また350メートル毎に非常口も用意されています。

この首都高の山手トンネルは50年もの歳月をかけて建設されました。
実際にはトンネルではなく、高架式などを予定しており、それが決定まで至らず、トンネル案になり、その後も建設決定まで多くの時間がかかったのでした。

最後の開通は2015年3月で、この山手トンネルからそのまま東名高速道路などに乗れたりするため、今では非常に便利な道路と言えます。

首都高速道路の利用料金は、利用する出入口間の「料金距離」と車種によって、下の表のとおり規定されています。

車種	1kmあたりの料金
軽自動車・二輪（125cc以下除く）・小型特殊自動車	23.616円
普通車（小型自動車・普通乗用車・けん引軽自動車等）	29.52円
中型車（8t未満で最大5t未満の積載量の普通貨物自動車・マイクロバス等※）	35.424円
大型車（車両8t以上、車両総重量25t以下の普通貨物自動車、バス※）	48.708円
特大車（大型車に区分される普通貨物自動車以外のもの、大型バスなど※）	81.18円